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デンタルアトリエ自由が丘歯科ブログ

2018.10.03

予防歯科のきほん

こんにちは。
自由が丘の歯医者「デンタルアトリエ自由が丘歯科」院長の小笠原です。
今回は「予防歯科」についてお話ししたいと思います。

昨日も初診の患者さんで「予防」を希望する患者さんがいらっしゃいましたが、
単に「予防」といっても「歯の病気」にはターゲットが2つあります。
それは「虫歯予防」と「歯周病予防」です。
それぞれの細かい予防に関しては、またの機会にして・・・
今回は両方に統一する「予防の基本」をお話しします。

歯科業界で「予防」を話すうえで欠かせないことがあります。
それは「予防歯科」先進国のスウェーデンです。

スウェーデンは現在最も歯科疾患が少ない国と言われます。
その背景には国家プロジェクトとして「予防歯科」を進めたことが挙げられます。

スウェーデンでは、さかのぼること1970年台には「予防」を含めた保険制度が整ってスタートしたと言われます。
それまで以前のスウェーデンでは
歯医者へは「痛くなったら・腫れたら行くところ」であり、
歯を削ったり、抜いたりと嫌なイメージの場所だったと言われます。

違和感を感じますか?
お分かりの方もいるかと思いますが、現在の「日本」では普通のことです。
「歯が痛いから」「歯ぐきが腫れたから」歯医者へ行く理由ですよね。
しかし、これは「予防」ではありません。

1960年代から北欧(ヨーロッパ)では「虫歯」と「歯周病」の口腔二大疾患の研究が盛んにおこなわれ、その原因である「歯垢(プラーク)」をコントロールすることが重要なポイントであると確立されました。
それを元にスウェーデンでは国家的な方針として「予防歯科」を推奨し、
国民に、歯科医院で「予防歯科」の受診を義務化し、
定期的なプラークコントロールと治療を受けさせました。
19歳までは、歯科医院での検診も治療も無償で行われ、
歯科医院で定期的に歯をメンテナンスすることが国民の生活習慣に定着しました。

その結果、スウェーデンでは70歳以上で残っている歯の本数は20本
日本では13本というデータが言われます。

残っている歯が13本というと、言い換えれば
70歳までに10本以上の「抜歯」を経験しているという事です。
入れ歯を入れないと満足に食事ができません。
長寿国でありながら歯がボロボロであります。

「予防歯科」の基本は
歯医者での定期的なメンテナンス(約3カ月推奨)と
歯医者で教えてもらう、お家でのケアです。
「歯」は失って大切さに気付きます。いつまでも健康な「歯」でいましょう。

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