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デンタルアトリエ自由が丘歯科ブログ

2019.01.06

温かいもので歯が痛む。60代女性

こんにちは。
自由が丘の歯医者、デンタルアトリエ自由が丘歯科の小笠原です。

「熱いもの冷たいもので歯がしみる」という患者さんです。
今までは、冷たいものはしみる事があったが、温かいものも痛くなったようです。
数カ月前に、他院で虫歯の治療をしたようです。


今までは、冷たいものはしみる事があったが、温かいものも痛くなったようです。
数カ月前に、他院で虫歯の治療をしたようです。

 

場所は左下奥歯、ゴールドのつめ物が入っています。
ゴールドのつめ物は自費診療です。

治療したのに、

①1カ月以上痛みが続く

②冷たいものではなく、温かいものが痛い

上の症状がある場合、何らかの原因があると考えた方がいいです。

治療後に、しみる感じが続いたり、多少違和感があることがありますが、

長期間続く、温かいものが痛い時は神経の炎症が治まっていないと考えられます。

患者さんの同意のもと、
高いゴールドインレーですが、外します!!

削って外します。

内部に白くなっている場所があります。

赤丸の所ですが、これは、つめ物です。

虫歯が大きかったので詰め物をして、神経を保護してあります。

歯の内部の状態を詳しく確認しないといけないので、
この詰め物は取り除きます。

黄色い、自身の象牙質が出てきました。

虫歯が残っていないか確認するために、
虫歯を染める薬(う蝕検知液)を使います。

染色し、水で洗い流し、

色が残っている場所が虫歯の場所です。

水で洗い流してみると、

赤丸の場所が染まってきます。

続けて、慎重に虫歯を取ると、、

神経のお部屋に到達します。

赤丸の場所は神経との交通点です。

出血してきます(T_T)

今回の「温かいもので痛い」の原因はここです。
神経の炎症がずっと続いているために、
温かいもので内部の血流が増加し、神経が痛みとして認識します。

通常、神経が出てきた場合は、神経を取る(抜髄)治療をします。

現在、神経を抜くことを回避する方法もあります。

「MTAセメント」という新しいお薬があります。

歯の組織を再生、回復させるお薬です。
※もちろん保険はききません。

今回は神経を残すために、MTAセメントを使用します。

虫歯は全て取り除き、神経が出てしまった場所を消毒し、

MTAセメントを詰めます。

白く詰めたものがMTAセメントです。

その上から、硬いセメントで詰め物をして、患部を保護します。その後の治療ですが、数カ月経過をみて、症状が落ち着けば、新しい被せ物をして治療修了です。

この患者さんですが、数日後から、以前のような痛みがなくなり食事も気にせず食べられるようになりました。

歯の痛みは我慢するものではありません。
お気軽にご相談ください(^^)/

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