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デンタルアトリエ自由が丘歯科ブログ
世田谷・目黒区、自由が丘駅南口徒歩3分の歯医者
デンタルアトリエ自由が丘歯科の院長の小笠原です。
私事ですが、歯並び矯正治療を始めます(^-^)
あっ、これよく見ると僕の歯です((+_+))
副院長に2本歯を抜いてもらいました!
矯正の準備のための抜歯です。
私ですが「歯並び」は良いです。自分で言うのもなんですが(笑)
しかし、噛み合わせがもう一つなのです・・・(-_-;)
「歯並び」?「噛み合わせ」?
「歯並びがガタガタしていなければいいんじゃないの?」
ほとんどの方が良く分かっていない事だと思います。
歯科医ですら分かっていない先生が多いのが現状です・・・
「歯並び」はあくまで審美的な「見た目」。
「噛み合わせ」は機能的なお口の中の「調和」です。
いくら見た目の歯並びが良くても、
お口の中の調和がとれておらず、歯の不調を訴える方を多く見ておりますm(__)m
例えば、
一見、歯が綺麗に並んでいるように見えます。
しかし、こちらは「開咬(かいこう)」と言って前歯に隙間が空いています。
奥歯しか噛めないなので、
奥歯に負担がかかり、奥歯の痛みを訴える方がいらっしゃいます。
このような患者さんに、
「〇〇さんは、開咬と言って前歯が噛めない状態です」と説明すると、
「えっ、前歯って噛めるんですか?」
と言われることが良くあります・・・(-_-;)
通常、前歯は食物を切断し、奥歯ですりつぶして咀嚼します。
開咬の方は「前歯で麺を噛み切る」という事ができません。
普通に食事に不便はないですし、そういうものと、今までの人生を生活してきているので前歯で噛むということは指摘されなければ分からないままなのです。
そして一見歯並びが綺麗な「開咬」の方ですが、
奥歯しか噛めませんので、長い人生のうちに奥歯に負担がかかり、奥歯からダメになってきてしまいます。
歯が割れたりして抜歯になる可能性があるということです。
あるデータによると、80歳で20本以上歯がある人を対象に噛み合わせの状態をチェックすると、80歳で20本歯が残っている人の中には「開咬」の方はいない。
つまり「開咬」の方は歯が多く残らない(人生のどこかのタイミングで歯が抜歯されている)という事が分かりました。
『8020達成者の咬合調査(竹内ら、歯科学報、2005)』より引用。
「見た目」の歯並びだけでなく、
「調和」の取れた噛み合わせが大切だという事が良く分かります。
※私は「開咬」ではありませんm(__)m
これはあくまで1例です。
他にも「犬歯誘導(けんしゆうどう)」という左右の顎の動きの状態。
「中心位(ちゅうしんい)」「咬頭嵌合位(こうとうかんごうい)」という噛む位置の状態など、歯や顎に負担がかかる要因があります。
こちらの説明は割愛させてもらいますが。
それだけ噛み合わせと歯並びは難しく、正しい知識を持った歯科医師を探すのも大変です。
口腔内では歯車が完全にかみ合っていなくても一応は動くことができます。
しかし、それで動き続けるといずれガタがきて故障します。
完全に歯車がかみ合うと一生きれいに動き続けることができるでしょう。
私も自分の噛み合わせをしっかりと合わせるように矯正治療を受けることを決めました(^-^)
患者さんに治療を勧める専門医として、まずは自分がしっかりとすること。
自分が経験し、患者さんの気持ちを理解することも心がけたいと思います。
私の矯正治療の進捗報告もブログで行っていきたいと思います(^^)/
抜いた僕の歯です。
アディオス(; ・`д・´)