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デンタルアトリエ自由が丘歯科ブログ

2024.10.26

歯石はいつ取ったらいいの?そのままにしておくとどうなる?歯石を取るときに痛いのは?

世田谷・目黒区、自由が丘駅南口徒歩3分の歯医者
デンタルアトリエ自由が丘歯科の院長の小笠原です。

日々患者さんの歯のクリーニングを行っていると、患者さんから質問を受けることがあります。
「定期的な歯石取りはどのくらいのペースで来ればいいですか?」
「歯石を取ってもらうと毎回血が出て嫌です」
「歯石を取ると痛いんですけど」
などなど、歯医者さんでの歯石取のケアに疑問を持っている人がいらっしゃいます。

たまに、
「歯石取りや、耳垢取る動画が好きで見ています」
・・・・
という方もいます(笑)
当院のYotubeチャンネルでも歯石取の動画を追加しましたので(2024/10/11)
お好きな方は是非ご覧ください☟

今回は「歯石除去」についてお話したいと思います。

歯石がなぜつくの?

歯石は唾液中に含まれるカルシウムやリンの成分が、歯に着いた汚れと共に歯の表面で固まってしまったものです。ですので唾液が出ている限り、これは誰でも起こります。髪の毛や髪が伸びるのと一緒で、生活している上で起こる生理的現象と同じと思ってもらっていいのではないか。
そのために、定期的にケアしていく必要があります。

歯石を取らないとどうなるの?

歯石はその名の通り「石」の様な塊です。表面がザラザラしているのでその表面に汚れがつきやすく、そこには「歯垢」つまりお口の中の細菌が多く留まります
つまり歯石自体が悪さをするわけではなく、歯石周囲に留まっている細菌が歯ぐきの中に入り込み感染していきます。長期間歯石が付着していると、それだけの期間細菌が歯ぐきに感染し、「歯肉炎」を起こし、さらに進行すると「歯周病」がひどくなってきます。もちろん「虫歯」のリスクも上がるのは当然のことです。

定期的に歯石を取る頻度は?

推奨されている歯石を取る頻度は3ヵ月~半年に一度と言われています。つまり遅くても半年に1度は歯医者さんで検診と歯石除去をしてもらうのが良いという事でしょう。しかし出来れば、3,4か月に一度はケアしてもらうのをお勧めします。
当院では通院中の患者さんは3,4か月に1度の頻度で定期健診にお越しいただいています。しかし、お口の中の状態によって人によって違いがあり、歯周病のケアをしなければならない人は1ヵ月に1度来院されている方もいらっしゃいます。
担当の歯医者さんと相談するのが良いと思われます。
この回数を多いと思うか少ないと思うかですが、皆さんは年に何回美容室に行っていますか?美容室に行く回数の方が多いのではないでしょうか。
365日で3,4回行くだけで大切な歯を守れると思っていただければ幸いです。

歯石のつきやすい人、つきにくい人とは?

普段しっかりと歯の表面の汚れが取れてしっかりケア出来ている人は歯石がつきにくいです。
歯ブラシを正しく当てることはもちろん、デンタルフロスを毎日使い、歯と歯の間のケアもできる人は歯石がつきにくいです。
また歯石の原因である唾液ですが、その唾液の量が少ない人も歯石がつきにく人とも言えます。(しかしこれは良いことではありません)

逆に歯石がつきやすい人は、ちゃんと歯の汚れが取りきれていない人と言えます。デンタルフロスを使う習慣が無い人は、歯と歯の間に歯石がどんどん溜まっていきます。
また歯磨き粉を使わない人、使っていたとしても歯磨き粉が研磨剤フリー(研磨剤が入っていない)を使用している場合に歯石がつきます。「研磨剤が入っている歯磨き粉は歯を傷つける」など、ネットの情報を鵜呑みにして誤った知識を得ている場合、逆に歯に悪いことをしている可能性があります。研磨剤が入りすぎててはいけませんが、無さすぎても汚れが取れません
またはネットや通販で買える、歯科医師は推奨していない怪しい一般製品の歯磨き粉を使う人も歯石がつきやすいです。歯磨き粉は専門家である歯科医院で置いてあるものが良いと思います。

歯石を取るときに痛い?出血をする?

歯石を取るのを嫌がる人がいます。
それは「歯石取が痛くて受けたくない」や「歯石を取ると口が血だらけになる」といった理由が多いです。
そもそも歯石を取るのは辛いことなのでしょうか?
まずどうしても痛い歯石取りもあります。それは、歯ぐきの中の歯石を取る場合です。
「縁下歯石」と言って、歯周ポケットの中で固まってしまった歯石があります。

☟動画で縁下歯石が分かります。参考になさってください。

この縁下歯石を取る際は、歯ぐきの中を触るので痛いことが多いです。
その場合は麻酔をして、痛くならないように対応しながら歯石除去を行います。その際には担当の歯医者、もしくは歯科衛生士から説明があると思います。

そうではなく、見えている歯石を取る際に痛みが耐えられない場合には理由が考えられます。

①歯ぐきがかなり炎症を起こしている

長年歯石を放置していたり、歯肉炎、歯周病が進行している場合は、歯石がついている付近の歯肉が炎症を起こしています。つまり歯ぐきがただれているという事です。皮膚もそうですが、ただれて炎症を起こしている所を触ると痛みを感じます。
ただ痛いからと言って止めてしまってはいけません。そのままにしておくと炎症が治らないとも言えます。痛みに考慮しならが適切に処置がなされ、歯ぐきの炎症が治まれば、次回の歯石取りからは痛くないことが考えられます。
この場合はしっかりと歯医者さんで歯ぐきを治してもらう必要があります。

②歯石除去を担当する人が下手

やはり歯石除去も治療ですので、担当する人の腕に違いがあります。
器具を雑に扱う人は、器具が歯ぐきに強く当たったり、傷つけたりと痛みを伴う場合もあります。
技術力というと、経験の浅い新人が担当した場合には致し方ないこともあるでしょう。
またベテランの人が担当したとしても、ベテランがゆえに、歯周ポケットの中の歯石も取ろうと必死になってしまうことがあります。少し前にお話しした縁下歯石の事です。ポケットの歯ぐきが炎症を起こしていることもあり、痛みを感じる恐れもあります。
治療を受けている一般の方では、担当者の技量は分かりません。
分かることとしては、治療中にお口を雑に扱われていないか?
痛いことを伝えて、その理由を丁寧に答えてくれる担当者でしたら問題ないとは思います。

③過敏症

口は、体内に物が入る一番最初の入り口です。そのために口の中の神経はとても繊細と言えるでしょう。人によっては神経が過敏で、痛みとして反応しやすい人もいるかもしれません。
どうやっても治療を受けることが出来ない場合、大学病院や総合病院など、大きな医療機関で専門的な対応も可能になる場合があります。
ご自身の体のことですので、是非無理なく対応できる医療機関を見つけることは重要です。

歯石を取ると血だらけになる

「A歯科医院で歯石を取ってもらうと血が出るので、あの歯医者はヤブ医者だ」
とお考えの一般の方もいるかもしれませんが、その考え方は間違っている場合が多いです。
確かに1つ前の所でお話ししました、担当者の技術力不足のせいで血だらけになる場合もありますが(笑)

「血が出る」ということは「歯ぐきが炎症を起こしている」と考えられます。
健康な歯ぐきであれば、歯石を取ったくらいでそこまで出血はしません。
出血をするということは、歯ぐきが炎症を起こし、ただれているので少し触るだけで歯ぐきの粘膜が破れて出血をしてきます。出血する方は歯ぐきの状態が悪いです。
よく、歯ブラシをすると血が出るという事を聞いたことがあるでしょうか?それは現在歯肉が炎症を起こしていると言えます。歯ブラシで擦った刺激くらいでも歯ぐきの表面が破れて血が出るほど弱っているという事です。
炎症を起こしている歯ぐきの歯石を取るので出血するのは当然と言えます。出血する人はフロスを使うなど日頃のケアもあまり出来ておらず、定期的に歯医者へ行く習慣が無いのではないでしょうか?
その場合は、しっかりと歯医者へ通って治療してもらう必要があります。

歯石を取らないとどうなるの?

ここまでのお話を聞くとお分かりかとは思いますが、歯石をそのままにしておくと歯周病が進行する原因となります。歯周病が進行すると、歯が抜けてしまう可能性があります。

厚生労働省:https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/teeth/h-04-002.html

厚生労働省のデータをみても、抜歯される原因の1位は歯周病となっています。そして年齢が高くなるほど、歯周病によって歯が無くなってしまいます。
年齢では50歳を過ぎると一気に歯周病で歯が抜かれてしまうリスクが高くなることが結果で出ています。現在50歳以下の人でも、将来的に歯が無くなる可能性があることを理解しなくてはいけません。
これには原因があります。歯周病という病気は気づかないうちに徐々に顎の骨を溶かして、気づいた時には手遅れになっているという事が多いのが特徴です。つまり自覚症状が出るのに長い年月かかるという事です。今現在、インプラントや入れ歯を使っている人も、若い頃に自分の歯が無くなるとは思っていもいなかったでしょう。
年齢が若い人でも、将来のために定期的に歯石を取って歯周病のケアをしていく必要があります。

《まとめ》

歯石は溜めておいて良いことは一つもありません。定期的に歯医者さんで取る習慣のない人も、これを機に歯医者さんへ行っていただきたいと思います。
歯は唯一、手入れができる臓器とも呼ばれ、歯医者さんでケアしてもらうことで歯の寿命を長くすることが出来ます。歯は無くなってしまって後悔するものです。将来の自分のために今できることをやっていきましょう。

当院ではセカンドオピニオンを推奨しています。
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