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デンタルアトリエ自由が丘歯科ブログ

2025.05.02

歯の治療を途中で放置したら?

世田谷・目黒区、自由が丘駅南口徒歩3分の歯医者
デンタルアトリエ自由が丘歯科の院長の小笠原です。

当院では虫歯治療を保険適応外で専門的に行っている歯科医院です。他院では対応できなかった患者さんが来院されます。そして当院ではセカンドオピニオンを推奨し提供していますので、歯の治療で悩んでいる患者さんが全国、海外からも来院されます。

今回は「歯の治療を途中で止めたら・・・」という事をお話したいと思います。
治療の内容によっては通院に長くかかり、通うのも疲れてしまうという方もいるでしょう。また、そのような人に限って何年も歯医者へ行っていなかったために、何ヵ所も虫歯になってしまっていて、余計に時間がかかるといった具合です。
時には、歯医者に適当に治療をされてしまい、治療中にも関わらず歯が悪くなってしまう人もいます。

始めに結論をお話ししておきますが、歯の治療の放置は絶対にいけません!
他にも、「詰め物が取れたままの放置」「虫歯になっている歯の放置」も絶対に止めてください。歯を抜く羽目になります。
歯の状態によっても違いがあります。理由を説明していきましょう。

仮詰めの歯の放置

「歯型を取って、次回詰め物が入る予定だったが行かなかった」という方がたまにいます。理由は様々あると思います。仕事で行けなかった、予約を忘れてそのままにしてしまった、などでしょうか。しかし、治療はちゃんと完成までさせなければいけません。
次回最終的な詰め物が入るという事は、今は仮の蓋がされているという事です。仮の蓋は所詮、仮の材料です。長く持つ材料ではありません。また1ヵ月以上放置した場合、歯の状態や噛み合わせが変わってしまい、出来上がった詰め物が合わなくなっているという事もあります。その場合は、再度歯型を取り直して治療をやり直す必要が出てきてしまいます。余計に通院が増えてしまう可能性もありますので、担当医から終了を言われるまでは通ってください。

虫歯の歯の放置

ご自身で虫歯と気づいている場合と、気づいていない場合が考えられます。
「虫歯は痛くなったら歯医者へ行く」というのは大きな間違えで、虫歯は痛くなく進行していきますし、痛くなったら神経まで進行して手遅れとなります。歯医者で定期的に虫歯のチェックはしてもらった方が良いです。
また、虫歯になっているのを分かっていての放置は抜歯になる可能性が非常に高くなります。

例えば下の写真は虫歯の放置です。

虫歯で歯が溶けて穴が空いています。この状態では食べ物も入り込み、細菌の巣窟となっています。
すでに虫歯菌の感染で、神経が死んでしまっているので痛みは感じません。

下の写真は治療途中で仮の詰め物をしてあったが、そのまま途中の状態で長くいたために、仮の詰め物劣化して、虫歯が入り込んでいます。

詰め物の隙間から虫歯が入り込んで虫歯が中で進行しています。

特に上の歯はご自身で見えないために、放置される可能性も高くなります。
仮詰めの劣化や、虫歯で歯が溶けて、歯の形状が変わったまま放置した場合は、噛み合わせも狂ってくることが多くあります。その場合、元に戻すには矯正治療が必要だったりと、治療が大掛かりになります。
虫歯の進行状態によっては抜歯が必要になります。虫歯のレベルは「C4」で抜歯の適応となります。

根管治療中の歯の放置

根管治療を途中で止めた場合は、ほぼ抜歯になると思ってください。
どのくらい放置して良いか?は、その歯の状態や、担当医がどの程度適切に処置しているかによりますが、3カ月以上の放置は手遅れになる可能性が高いです。
特に根管治療の歯というのは、既に歯の神経が無い状態の歯です。歯の神経が無いということは、虫歯が侵入しても痛みを感じないという事です。自分では気づくことはありません。知らないうちに歯の内部、あごの骨の中まで細菌が侵入し、膿んでいる場合も多くあります。
歯の根が無事でしたら、差し歯にすることで再び噛めるように治療が出来ます。その根が感染してしまった場合は、治療の選択肢が抜歯となります。根管治療は、根管治療を終えて歯を取り付ける所までが治療です。頑張って最後まで通いましょう。抜歯になった場合は入れ歯やインプラントになってしまいます。

詰め物が取れたまま放置

詰め物が取れたまま歯医者へ行っていないという方もたまにいます。その取れた詰め物の種類によって、歯の状態に違いが出てきます。
よくあるのが、銀歯が外れたという訴えです。詰め物は、インレーという部分的な詰め物や、クラウンという全体的なかぶせ物があります。またクラウンと一緒にコア(土台)まで取れてしまうこともあります。これはいわゆる差し歯という物です。コアが外れてしまった場合、お口の中の歯は根っこだけ残って、穴が空いている状態になります。この場合、細菌がどんどん中に入り込んで感染してしまうために早めに歯医者を受診することをおすすめします。抜歯になる可能性が高くなります。
インレーやクラウンが外れた場合、お口の中の歯は残っている状態になります。

詰め物やかぶせ物が外れるには理由があります。
①詰め物の中で虫歯になっている場合
②接着剤の劣化で取れた場合
が主に考えられます。
詰め物をそのまま戻せばいいかどうかは、担当医に確認してもらう必要があります。自己判断で歯医者に「外れたのをもう一回つけてくれればいいから」という無能な訴えはやめましょう。あなたは歯医者ではありません。余計に歯を悪くしてしまう恐れがあります。状態を確認してもらった上で適切な処置をしてもらう必要があります。

感染が体に広がる恐れもあります

歯の内部に感染が広がると、周囲組織にも影響を及ぼす恐れがあります。

2025年5月に当院Youtubeチャンネルに動画を追加しました。
※出血を伴う動画であるため、視聴をご注意ください。

治療を放置した歯に細菌が感染し、膿んできてしまいました。
歯の中で状態が悪くなると、周囲の骨、歯ぐきに炎症が広がり、重症化すると顔面にも波及してきます。

動画での状態は、「膿瘍(のうよう)」といって膿が溜まった状態です。
感染している場所によって「歯槽膿瘍」「歯周膿瘍」など病名に違いが出ますが、急性炎症の場合、痛み腫れを伴い、切開して膿を出したり、抗菌薬の投薬により炎症を治めていく必要が出てきます。

全てが膿瘍になるわけではありませんが、治療を放置することにメリットは全くありません。

《まとめ》

歯は有限の物です。どんどん感染が広がっていくと、それだけ歯の残量は少なくなってしまいます。歯の耐久性が無くなるということは抜歯に繋がるという事でもあります。
痛みが無いからと素人の自己判断で歯医者へ行かないと大変なことになる場合もあります。
しっかりと治療をして、良い状態の歯を長持ちさせていきましょう。

当院ではセカンドオピニオンを推奨しています。
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