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デンタルアトリエ自由が丘歯科ブログ
デンタルアトリエ自由が丘歯科の院長の小笠原です。
当院へ受診される方で多い主訴が
「他院で虫歯治療したが歯痛む」
「治療した歯がずっとしみる」
など、治療をしたにもかかわらず痛み症状が残っている患者さんです。
なぜ、せっかく治した歯に症状が残っているのでしょうか?
今回は虫歯治療後の痛みの説明を、治療例を紹介しながら説明したいと思います。
治療をした歯は一時的に症状が出ることは多くあります。
一般の方はあまり認識が無いですが、「虫歯治療」=「外科処置(手術)」です。
有限である人の歯を削って治療を行ないます。削った箇所はもう一生、戻ることはありません。
一部の体内の組織と違い再生はしません。
そして歯の中には神経と血管が走行しています。
歯を削ると神経に刺激を与えますし、歯髄に炎症を起こし血流は充血します。
治療の影響によって起こる炎症は一時的なもので、その後回復していきます。
歯を治療したことによる「痛み」や「しみる」症状は、通常、時間とともに回復し落ち着いてきます。
しかしその症状が1ヵ月以上続くとなると、何かしら原因が残っていることが考えられます。
虫歯で削った歯には必ず詰め物をします。
特に、銀歯や金歯などの金属の詰め物をした場合は、しみやすい場合があります。
金属の性質として熱伝導率が高いことがあげられます。
日常的にお口の中では大きな温度変化が起こります。
熱々のスープを飲んだあとに、冷たい水を飲むなどの急激な温度変化が食事の度に起こっています。
歯に詰めてある金属は温度変化が伝わりやすいために、歯の内部にすぐに伝わり、痛みやしみる症状が強く出る可能性があります。
どのくらい歯を削って詰めてあるかによって違いはあります。
たとえ金属を詰めたとしても歯が正常な場合は、1ヵ月以内には神経が慣れて、症状が緩和してきます。
詰めた当初と痛みの度合いが変わらない、症状が緩和されない、症状が強くなってきたなどの場合は、担当医に相談した方が良いです。
「温かいものや冷たいものを食べたり飲んだりすると、歯が痛む」
「何もしていない時でも痛み、違和感が頻繁に出る」
「一カ月以上痛みが続いている」
このような症状が続いているときに考えられるのは、
「虫歯治療をした際に虫歯が深くて、神経を痛めている」ことがあります。
実際の症例を見てみましょう。
30代女性の患者さんです。
・3ヵ月前に虫歯治療をしたが、それ以来、歯のしみる症状や痛み症状が続いている。
担当医に相談しても「様子を見ましょう」「痛みが続くようでしたら神経を取ります」と言われる。
との事です。
神経を抜かれるのが嫌なので、神経を取らずに治療してくれる病院を検索され、当院を受診されました。
実際の歯を見てみると、
左上の奥歯ですが、虫歯治療がされています。
レジンという白い材料で詰め物がされているので、一見治療した箇所が分かりません。
この箇所に詰め物が入っています。
詰め物を削って、内部を確認してみると、
治療したはずの歯の詰め物の下に、茶色い虫歯が残っていました。
※虫歯残りについては次の項目でお話します。
虫歯を全て取り除いて、確認してみると、
歯髄が見えています。これを露髄(ろずい)と言います。
つまり、前回虫歯を取った際に、神経まで達して削られています。そして、露髄した神経に直接レジンで詰め物をされていたために、神経が炎症を起こし続けていました。その影響で、痛み症状が続いていました。
神経温存療法という、神経を抜かずに保存する処置を行います。
MTAセメントという神経を回復させるお薬で埋めます。
※保険適応外の治療です。保険内では神経を取る抜髄処置が行われます。
今回の治療例のように、虫歯を削った際に、歯の神経に当たっているのを気づかずに、その上から詰め物がされた場合、痛みの症状が続きます。
このような場合は、経過を見て放って置いても治ることはありません。
「担当医は気づかなかったのか?」「医療ミスか?」
ここは難しい所ですが、そもそも歯の大きさは1㎝前後の大きさです。その中の虫歯を治療する場合は数ミリの範囲で治療を行ないます。
肉眼で確認できるギリギリの範囲ですので、
時間をかけて入念に確認して治療された場合や、マイクロスコープや拡大鏡といった、歯を拡大して見える道具を担当医が使っていない場合は見逃される可能性があります。
虫歯治療をしたにもかかわらず、虫歯が残っている場合もあります。
虫歯を取るために治療しているのではありますが、取り残される場合も実際にはあったりします。
実際の症例を見てみましょう。
40代男性の患者さんです。
・半年前に詰め物をしてもらったが、しみる症状とたまに痛む症状が続いている。
お口の中を見てみると、
下の奥歯ですが、銀歯が入って治療されています。
銀歯を外してみると、
歯の中が茶色く、虫歯が残っています。
う蝕検知液という虫歯を染色するお薬で染めてみると、
青く染まっている箇所が虫歯です。
つまり、詰め物の中に虫歯が残っていました。
虫歯はしっかりと取り除いて治療を行ないます。
その後、不快な痛み症状が治まりました。
虫歯が残っている場合、虫歯菌の影響で歯の神経が炎症を起こし続けます。
それにより、原因である虫歯を取り除かない限り、症状が消えません。
「なぜ歯医者によって虫歯を取り残されるか?」
1つは、虫歯を取る際に、世界的に明確な治療の基準が無いことです。
虫歯をどのくらい削り取るかは担当医の裁量に任されています。
そのために、う蝕検知液を使う歯医者もいれば、使わない歯医者もいます。
虫歯を削るドリルも、状況により種類を変える歯医者もいれば、道具を気にしない歯医者もいます。
歯の治療は担当医の知識だけでなく、技術力によるところが大きく左右されます。
一般の方はあまり理解がないのですが、
紙の国家試験で免許を取得した歯科医師は、皆が同じ腕な訳がありません。
治療後に痛みが長く残っている場合、何かしら歯の中に原因が残っていることが多いです。
他にも可能性の1つとして、詰め物に不備がある場合も歯に症状が残ります。
詰め物は歯の一部として綺麗に詰められていればいいのですが、
詰め物がずれていたり、隙間があったりと、歯とうまく合っていない場合に症状が出る可能性があります。
舌や爪で触ると段差を感じたり、治療した箇所にフロスを通すと、フロスが引っかかるなどの症状がある場合があります。しかし、ご自身で分かる場合もありますし、分からない場合もあります。
またインレーなど部分的な詰め物を装着する際に接着剤で歯に取り付けるのですが、担当医の接着剤の取り扱いが悪く、中で半固まり状態であったりと、歯に埋めた材料が不安定であると症状が残ることも考えられます。使う材料は一般的に化学物質であります。化学物質が不安定状態であると歯を刺激します。可能性は低いですが考えられはします。残念なことに、これは見たところで判断が出来ません。
どちらも詰め物をやり直す必要があります。
既に詰め物がされている場合、詰め物を外してみないと分からないことが多くあります。
一般的な歯医者は一度自分が行った治療のやり直しをすることを嫌がります。
なぜかというと、自分が良かれと思って一度行っているので、治らない場合は原因が分かっていません。様子を見て痛みが取れない場合、痛みの原因である神経を取る事で痛みを無くすというのが日本の歯科医療です。これは国も容認しています。
また保険治療では、やり直しで報酬をもらえないために、やり直す理由がありません。
知覚過敏症状は健康な歯にも存在しますので全てが悪いわけではありません。
担当医から明確な理由がなく1ヵ月待っても症状が残る場合は、何かしら疑う必要があります。
3ヵ月で変化がない場合は確実に原因はありますので、そのままにしていても治ることはありません。
逆に長く痛い状態が続いた場合、神経に痛み症状が残ってしまう可能性もありますので注意が必要です。
当院ではセカンドオピニオンを推奨しています。
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この記事の作成者
デンタルアトリエ自由が丘歯科
院長 小笠原慶一