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デンタルアトリエ自由が丘歯科ブログ
世田谷・目黒区、自由が丘駅南口徒歩3分の歯医者
デンタルアトリエ自由が丘歯科の院長の小笠原です。
「詰め物をしたところが欠けた」と治療希望の患者さんです。
数年前に歯医者で詰め物をしてもらったところ。
セラミックを入れたと思うけど、欠けてしまったとの事です。
お口の中を見てみると、
歯の一部が無くなっています。
青枠に、白い詰め物が入っており、
赤い部分が欠けて無くなっています。
患者さんは「セラミック」とおっしゃっていましたが、
こちらに詰めてある材料は「ハイブリッド」というタイプです。
「ハイブリッドセラミック」や「ハイブリッドレジン」などと呼ばれ、
簡単に言うと「強化プラスティック」で、「セラミック」ではありません(*_*)
主は「レジン(プラスティック樹脂)」の材料であり、
説明では「セラミックが混ぜてある」と言われ、名前にも「セラミック」と入っていることから、セラミックと思われる方が多くいらっしゃいます。
しかし、この説明は歯科医院サイドの説明不足で、
いくらセラミックが入っているからと言って、
セラミックとは別物
ですので、誤解を与えてはいけません(*_*)
あくまでレジンですので、天然の歯よりも柔らかく壊れやすく、見た目も白いだけで詰めたところが一目瞭然で分かりますね。
利点としては「100%のセラミック」や「ジルコニア」より材料費が安いので、治療費が安くなります。そのため安易に選択してしまう患者さんも多くいると思います(*_*)
歯医者でよく言われる「松竹梅」
松:セラミック・ジルコニア(6万円)
竹:ハイブリッドセラミック(3万円)
梅:金属(保険)
心理的に真ん中を選ぶのですね(*_*)
ハイブリッドは壊れますし、広範囲で使うとレジンと同じで使うとすり減るのであまりお勧めはしません(*_*)
当院では松竹梅の営業をしたくないので、治療で保険を行っていません。
ちゃんと歯を治すならより良い材料でしっかりと治療した方が長持ちしますし、歯に安心で、歯の寿命が長くなります。
話を戻しまして・・・
古い材料はすべて取り除きましょう。
詰め物の中では、虫歯は広がっておらず大丈夫でした。
隣の歯に虫歯があるので、こちらは治しましょう。
う蝕検知液という虫歯を染色するお薬を使って、虫歯の残りはしっかりと確認します。
詰め物が壊れないように形を整えなおし、削った表面をレジンでコーティングします。
あとは歯の色を記録して、
セラミックインレーを製作します。
後日セラミックがセットされた状態です。
歯の色が綺麗に合い、治療した歯が分からないくらいに仕上がりました(^^)/
ハイブリッドの状態
使う材料には性質があります。
値段も考えなくてはいけませんが、それゆえに何度も治療を繰り返してしまっては、歯も削らなくてはいけませんし、その都度費用がかかってきます。
正直、噛み合わせであったり、歯並びであったり、どの材料を使って、どのように治療した方が安定するのかは人それぞれ違いがあり、ベストな材料などありません。
担当医と相談をして治療を決めていくのがいいですよね(^^)/
【治療費】
・セラミックインレー
費用:1本 110,000円 (税込)
(別途型取り代がかかります)
【施術の副作用やリスク】
治療中または治療後に出血や痛みや腫れを伴う場合があります。
※学術的内容ではなく、一般の方のための内容であり、簡略化して説明編集してあります。
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