・手術中など電話に出れない時があります。時間を改めておかけ直しください。
・患者様が問い合わせをするお電話です。営業の電話は厳重にお断りします。
デンタルアトリエ自由が丘歯科ブログ
世田谷・目黒区、自由が丘駅南口徒歩3分の歯医者
デンタルアトリエ自由が丘歯科の院長の小笠原です。
当院では虫歯治療を保険適応外で専門的に行っている歯科医院です。他院では治すことができなかった患者さんが来院されます。そして当院ではセカンドオピニオンを推奨し提供していますので、歯の治療で悩んでいる患者さんが全国だけでなく、海外からも来院されます。その中には他院で治療を失敗されて、治療のやり直しを希望される患者さんも多くいらっしゃいます。
当院ではマイクロスコープ(歯科用顕微鏡)を日常的に使用している歯医者です。
多くの歯医者では、「マイクロスコープ完備」とホームページに記載していますが、日常的に治療で使わない歯医者が多くあります。
なぜでしょうか?
一般的な保険診療を行う歯医者では、1人の患者さんに15分~30分程の時間制限があります。
歯医者に行ったことがある方は経験があると思いますが、
①待合室に患者さんが沢山いて、どんどん入れ違う
②待たされる時間がある
③治療中に先生が他の患者さんの所へ行く
④先生が見に来ない日もある
などなどです。
保険診療では患者さんの数を多く見ないといけません。
余談ですが、
「歯医者はコンビニよりも多い」などと揶揄されることもあります。
それ以上に歯の悪い人が日本には多いという事ではないでしょうか?周りに自分の歯に自信のある人がいるでしょうか?
歯医者より内科医院の方が多いですが・・・
そんな歯医者より美容室は3倍以上の数です。
美容室もそうですが、歯医者とコンビニでは業種や歴史が違うので比較対象ではない気もしますが・・・
話を戻して、
精度の高い治療を行なおうとすると時間がかかります。特にマイクロスコープを使用して治療を行なうと時間がかかります。
一般的な保険診療の歯医者で日常的にマイクロスコープを使うことは困難です。
「マイクロスコープ完備」と記載すると、患者さんからウケがいいので書いてあります。
そこに担当医が「使える」「使えない」は関係ありません。
では、自由診療の歯医者ならいいのでしょうか?
先日のことですが、当院に根管治療の再発で悩んでいる患者さんがいらっしゃいました。
その歯は数年前に、根管治療専門医で治療をしてもらったようですが、再度歯茎が腫れてきたようです。
担当医に相談するも、
「歯根破折している可能性があるから、抜歯になります」
と言われたようです。
当院で検査した所、破折の可能性はありますが治せる可能性もあったので、
状況を説明の上、再度根管治療を行ないました。
結論は、
実際に施術を行ってみると、根管内部に異物が残っており、根管治療が不十分でした。
担当医からそのような説明はなかったとのことです。
実際、それを取る事によるリスクを加味したのかもしれませんが、
当院で異物(リーマー)を除去し、再度根管治療を終了させました。
医療は100%ではありませんので、このようなこともあるかもしれません。
歯医者選びの難しい所は、
・実際に治療を受けてみないと分からない
・治療が上手くいったか、いかなかったかは年数が経過しないと分からない
・担当医との相性
などなど、、、
ただ、自由診療専門の病院は
先生が「保険治療をしない」という信念をもって病院を運営しています。
そして、治療の成功率を上げるために
施術や、使用する器具・器械にもこだわりがあります。
前置きが長くなりましたが、
根管治療の成功率を上げるために、当院で使用している器械を紹介したいと思います。
説明動画を当院のYoutubeチャンネルに追加しました☟
「Er:YAG レーザー(エルビウムヤグレーザー)」という歯科用レーザーがあります。
レーザーの照射した場所が、微小な爆発を起こし蒸散させる作用があります。
それにより下記のような治療に有効とされてます。
・虫歯の治療(削らない虫歯治療)
・歯周病の治療(殺菌や外科的施術)
・歯石の除去
・根管治療
・知覚過敏・口内炎
・切除、切開(外科処置)
・歯肉の色素沈着の除去(メラニン・メタルタトゥー)
・インプラント周囲炎の治療
当院では主に、根管治療で使用しています。
動画にもありますが、根管内への殺菌作用を期待しています。
根管の場合は、レーザーが照射され、蒸散された場所で細菌は生存することは出来ません。
それにより治療の成功率を高めることが可能です。
根管治療で失敗する主な原因は、根管内の清掃、殺菌が不十分であることです。
しっかりと清掃がされない場合、根管に残った細菌が徐々に繁殖して再発してきます。
①CT検査により根管の状態をしっかりと把握すること
②ラバーダム防湿を行い、唾液の侵入を防ぐなど感染対策を徹底すること
③マイクロスコープを使い、根管内部を確認してしっかりと清掃を行なうこと
④根管内をより良く殺菌・消毒すること
これらをより徹底して行えたかによって成功率が変わってきます。
基本的に保険治療では②の項目が治療ルールに加算されていないために、失敗の確率が上がることは言うまでもありません。
東京医科歯科大 須田先生「我が国における歯内療法の現状と課題」2011
海外では「耳鼻科」、「外科」のように、歯科の中で「根管治療専門医」、「歯周病専門医」などと部門が分かれているのが基本です。
日本の歯医者は虫歯から歯周病、入れ歯までほぼ全ての治療を歯医者が行います。
全ての治療を高いレベルで行える歯医者がどのくらいいるでしょうか。
ご存じの方もいるかもしれませんが、最近では「根管治療専門」として、根管治療以外の治療はしない歯医者も多くなって気ました。
マイクロスコープの使用は近年保険治療に導入はされてはいるものの、日常的に使わない歯科医師が使っても成功率が伴いません。
CT検査も保険に導入はされています。
私事ですが、開業当初にまだ保険治療をやっていた際に、患者さんにCT検査を行うと保険証の保険者から「取る必要があったのですか?」と文句を言われることが何度かありました。国もそうですが、運営している側は医学の知らないただの素人です。
全く患者さんの歯のためにならないので、私はもう今では保険での治療は行っていません(笑)
今回のレーザーも同じです。
治療にレーザーを使用しても保険では認められていません。
より良い治療をしようとすると、設備にお金がかかります。
当院ではより良い医療が提供できるように、治療は自由診療で行っています。
根管治療に関しての別コラムはこちら☟
歯を抜かないために必要な根管治療の流れと期間
虫歯で神経を取ると言われたがどうしたらいい?
歯の中に治療に使った器具が残っている ファイル破折(リーマー破折) broken file remove
当院ではセカンドオピニオンを推奨しています。
お気軽にご相談ください。≫こちら
≫デンタルアトリエ自由が丘歯科ホームページ
「デンタルアトリエ自由が丘歯科」小笠原院長の書籍
『歯のトリセツ』
誰もが嫌いな歯の治療。虫歯になる人には共通点があります。基本的な「歯」の扱い方がわかる1冊。あなたの歯の取扱説明書です。
書籍購入のURLはこちら>>>https://amzn.to/2ISey4G
『ホワイトニングはまだやるな!』
ネックになりやすい治療費の話も含め、一般の目線に立って、実践できる歯の守り方、歯医者との向き合い方を具体的に解説してくれる一冊です。
書籍購入のURLはこちら>>>https://amzn.to/3aFwYif
Youtubeチャンネルでは当院の治療の内容が見られます
≫デンタルアトリエYoutubeチャンネル
ご相談をお気軽にお問い合わせください。
・公式ホームページ
・アメブロ
デンタルアトリエ自由が丘歯科
自由が丘駅から徒歩3分
世田谷区奥沢-30-8-2F
診療時間9:30~18:00
☎03-6715-6603
この記事の作成者