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デンタルアトリエ自由が丘歯科ブログ
世田谷・目黒区、自由が丘駅南口徒歩3分の歯医者
デンタルアトリエ自由が丘歯科の院長の小笠原です。
当院は歯の治療を保険適応外で専門的に行っている歯科医院です。そのため他院では対応できなかった患者さんが来院されます。
そして当院ではセカンドオピニオンを推奨し提供していますので、歯の治療で悩んでいる患者さんが全国、海外からも来院されます。
ですので、当院では
「他院で治療をしてもらったけど・・・」
「何件か歯医者で診てもらったが・・・」
「今の歯医者に不信があって・・・」
など、様々な悩みを抱えている方の患者さんの訴えを日々聞きながら、そのような方々の悩みを解消するように治療に当たっています。
今回の記事では、近年患者さんから良く相談をいただく内容、その理由や解決方法。歯医者で気をつける事などを説明したいと思います。
目次
治療をしたにも関わらず、歯の痛みが続く方が多くいらっしゃいます。
「虫歯があると言われてジルコニアの詰め物をしたが痛みが続いている」とか
「銀歯を白いセラミックに変えてもらったが痛みが続いている」など、
今まで痛くなかった歯が治療をしたことによって、痛みが出てしまったという事が起こります。
少なからず、歯を削ると歯の神経が過敏になりますので、「痛み」や「しみる」などの症状が出ることはあります。しかし、正常な場合は1週間~2週間以内には症状は落ち着きます。
痛みや、違和感などの症状が1ヵ月以上続くとなると、何かしらの痛む原因が残っていると考えられます。
痛みや違和感が続く原因として考えられることは
①虫歯が残っている
②治療の際に神経を痛めている
③詰めたものが合っていない
などの、原因が残っている場合が考えられます。
また厄介なことに、これらの原因を担当医が分かっていないことが挙げられます。
「担当医が分からないってことあるの?」
ええ、そんなことは日常茶飯事です。小さい歯の中で起こっている事なので、理解できないことも多く存在します。
そして分からない場合、痛みが出ている原因の神経を取りましょうと言われます。
まずは担当医に相談してみましょう。
しかし、対応してもらえず「様子を見てください」としか言われない場合が多くあります。先ほども記載しましたが、担当医自身がその原因を分かっていない場合がかなりあります。完全な技術力と知識不足ですがこのような歯医者はかなり多くいます。
原因を説明されずに、1カ月以上、ただ様子を見るように言われた場合は、その歯医者では治すことはできない可能性があります。
そのまま放置していると、神経がダメージを受けて、いずれ神経が死んでしまうこともあるかもしれません。
他の歯医者で診てもらう必要があります。
歯の治療で詰め物や被せ物をしてもらったが、
「フロスが引っかかる」
「隙間になっていて歯ブラシが引っかかる」
「食べ物が詰まる」
「詰めた隙間がしみる」
など、治療した歯に不都合な症状が残っていることがあります。本人で気づく場合はいいのですが、本人で気づかない場合も多くあります。
この原因は、その通り歯に詰めた物が合ってないという事です。
担当した歯医者はもちろん、詰め物、被せ物の人工歯を製作した場合は歯科技工士の技術力不足となります。
「合わないってことあるの?」
ええ、かなりの確率であります。そして厄介なことに、担当医が気づいていない場合もあれば、気づいていても問答無用に取り付けてしまいます。
「なぜ、そんなことするの?」
詰め物を作り直すと、再度1週間以上の時間がかかり、治療に回数がかかってくるからです。ほとんどの場合、担当医も患者さんも治療に回数がかかるのを嫌がります。担当医は知らないふりで合わない詰め物でも歯に取り付けるケースは多いです。
☟参考動画となります。明らかに詰め物が歯からズレています。
治療をやり直す必要があります。
合っていない詰め物をそのままにしておくことは、あまり良いこととは言えません。食べ物が停滞すると細菌がそこに繁殖するので、再度虫歯になるリスクがあります。
まずは担当医に相談することをお勧めはします。真摯に対応してやり直してくれるようでしたら良いのですが、そうでない場合も多いのが現状です。
多くの歯医者は自分の治療をやり直すのを嫌がります。また歯科治療は担当医の技術力が大きく結果に反映される分野です。そもそも下手な治療を行った担当医の場合、やり直してもらっても下手に仕上がる可能性も高いでしょう。
もし治療を勤務している歯医者にやってもらったのであれば、担当を院長にしてもらうという対応もできるかもしれません。
あとは他のちゃんと治療をしてくれる歯医者を探すしかないでしょう。
まず歯の治療をする前に大切なことは、治療してもらう歯医者に腕があるかどうかが重要となります。しかし、実際の歯医者の技術力など分かりません。ここがとても難しいところになります。
「歯医者に数か月通っているが良くならなず、治療が終わらない」
「治療をしている歯だけど、腫れを繰り返す」
という方も多くいらっしゃいます。
こちらは「根管治療」という治療内容の方が多いです。歯の神経の治療です。
確かに根管治療の場合、治療に回数がかかります。保険治療でも歯の場所によりますが、根管治療だけで平均4回くらいかかるとも言われます。毎週通院できたとしても1ヵ月かかる計算となります。
それが何か月も治療が続くとなると何かしらの原因があるかもしれません。
①虫歯が残ったまま治療されている
②治療中に感染が起こっている
③ちゃんとした施術がなされていない
④上記を含めて担当医の技術力不足
根管治療は歯の「神経」の治療であり、虫歯治療よりも細かな治療となります。
海外では根管治療は「根管治療の専門医」が専門的に治療する国が多いです。日本ではどこの歯医者でも一般的に、虫歯治療の延長で根管治療が行われます。
そのため世界的には治療の結果が確立されている根管治療でも、
日本で行うと半数以上が失敗され、数年後に再発する治療となっています。
結果だけを見ると、日本の半数以上の歯医者は根管治療が苦手と言えるかもしれません。
治療が終わらない理由を明確に説明されている場合は、ひとまず大丈夫かもしれません。実際に難しい根管治療もあります。
そうではなく、同じ歯の治療で何か月もかかったり、痛みが出たり、腫れたりと良くなる傾向にない場合は、その担当医では治すことが出来ないでしょう。
治療を繰り返せば繰り返すほど状態が悪くなります。早めに見切りをつけて他の歯医者で相談してみることをお勧めします。
また日本にも根管治療を得意とする先生、専門的に行っている先生がいますので、そちらで相談することをお勧めします。ただ、専門的に行う歯医者では治療が保険適応外となることが多いです。
当院も専門的に根管治療を行っているクリニックです。
状態に悪い歯は抜歯の適応になります。
しかし、歯を抜かなくてはいけない場合も多くあります。実は抜く必要がなかったのでは?ということもあったりします。
明確な抜歯の基準はあるにせよ、担当医がどれだけその歯を保存できるかという技術的なこともあります。
良くあるのは「根管治療をしているが、状態が良くならないので抜歯」という事です。上記「何か月も通っているが治らない」とも重複しますが、ただ単に歯科医師が治せないだけかもしれません。
また、ひどい話ですが「インプラント治療」を優先したいがために抜歯をする歯医者も実は多くいます。
正直な話、治療が難しい歯は治療に時間がかかる割に、報酬が低いことが挙げられます。歯医者としては手っ取り早くインプラントにしてしまった方がお金を儲けることができます。これは歯医者だけの責任ではなく、日本の医療費報酬が安すぎることが問題でもあります。
①虫歯の進行が重度な場合(C4:う蝕症第4度)
→歯の崩壊がひどい場合保存ができない
②歯周病が重度な場合
→歯の根元まで顎の骨が溶けて、歯のグラグラして保存ができない
③歯根破折
→歯の根っこが割れてしまい保存ができない
④その他(医原的原因や担当医の判断)
本当に抜かなくてはいけないのか?他に方法がないのか?
これらが明確に説明がある場合。そしてそれが納得できる場合は抜歯は必要かもしれません。
逆に悪い歯を残しておくことで、その後の治療が余計に大変になる場合もありあます。
もし、担当医の抜歯の方針に不安があるようでしたら他院で相談してみることをお勧めします。
歯の嚙み合わせに関しては実際に難しいことが挙げられます。
歯の噛み合わせの調整はミクロ単位の調整となりますし、治療した歯だけでなく全体的なバランスを取る必要があります。
そして治療をした後は、歯医者として噛み合わせのチェックはするのですが、患者さん自身の「感覚」的な要素も多くあります。
長年噛み合わせで悩んでいる人は様々な要素が考えられます。その場合は既に慢性的な病気となり、治すことが困難と思われます。
ここでは今回初めて治療をした歯の治療後の噛み合わせつについて説明します。
①何度か調整してもらうも合わない
→対処できないのは担当医の知識と技術力不足が考えられます。一度削ってしまうと元に戻せないので、状態が変わって担当医も分からなくなっている可能性もあります。
②人工歯を入れてもらうも、治療していない噛みあう反対の歯を削られる
→人工歯が合わなかった帳尻合わせを、噛みあう歯で合わせられています。事前に説明が無かった場合は担当医のミスと言えるかもしれません。
技術力不足の歯医者が担当した場合、治療した歯ではなく、他の歯を削って合わせるといった絶対にやってはいけない施術を行われる可能性もあります。そのため1か所虫歯の治療をしただけなのに、全体的な噛み合わせが合わなくなったという方もいます。
もうその歯医者では治すことは不可能であると考えるべきです。
しかし、他の歯医者へ行ったとしても、最初の状態が分からないために治すことが困難になります。
行く歯医者を慎重に選択しなくてはいけません。最低限、噛み合わせの検査をしてもらえる歯医者を探しましょう。
近年、矯正のトラブルも多く報告されています。
歯科治療における訴訟件数の内容で「矯正治療トラブル」に関する内容が「インプラントトラブル」を抜き、最も多くなったとも言われ、治療中や治療後のトラブルも考えて治療を受ける必要性が出てきました。
ここ数年で「マウスピース矯正」が流行し、矯正治療がより身近になった影響も多くあります。
これは良いことである反面、それと同時に注意することは、歯科医師側からも治療が簡単になったという事が挙げられます。何が言いたいかというと、歯列矯正という専門分野であった治療内容ですが、専門で技術を習得していない歯科医師も矯正を担当するようになったという事です。
例えば、
今までのワイヤー矯正治療は治す結果に、ほぼ8割近く歯科医師の腕が影響を及ぼします。
ワイヤーを使った矯正治療で、矯正医が歯の動きを確認しながらワイヤーを巧みに調整つして、患者さんの歯を並べます。
つまり手術みたいなものですね。
最近のマウスピース矯正となると(全てではないですが)
治療の計画はコンピューター上で行い、歯科医師は計画に必要な処置(働いている女性スタッフが行うこともある)と、経過を見るだけとなります。
あとは患者さんが指示通りにマウスピースを入れてくれるか、という6割以上患者さんの責任となります。
つまり検査して処方するみたいなものですね。
うまく治療の成果がでないこともあり得ます。
その手軽さに対して費用をしっかりもらえることから、本来の医療というよりもビジネス的な面が強くなってしまいました。
マウスピース矯正の会社も、件数が増えれば増えるほど収益が上がります。
件数を多く行う歯医者を優遇したり、矯正治療の経験がない歯医者も取り扱うことが出来るようにしたりと、本来の患者さんの利益にはならない方向に進んでいいる方面もあります。
まだまだ経験の浅い、歯列矯正の分野だけでなく、歯科医学全体の熟練度が低い歯科医師もマウスピース矯正を患者さんに行っているのが実際の所です。
良いのか悪いのか美容的な位置づけにもなって、詐欺被害の的にもなりました。
☞歯の矯正で「詐欺商法」、150人が提訴 「モニターで無料」うたう
☞歯の矯正「手軽」「安価」うたうサービスに注意
そして矯正治療は、元々の治療の難易度の高さから、
失敗されてしまうと、その失敗から再治療を行うことのハードルが上がります。
私も歯科医師となり歯科医学を学び、矯正治療を学んでいますが、歯の矯正が「手軽」ということは全くありません。
ただ、しっかりと熟知した矯正専門医。
何かあった時にワイヤー矯正で軌道修正や、最終調整が出来る矯正医に行ってもらっている場合は、マウスピースを使った矯正治療も1つのオプションとして良い治療方法になると思います。
担当医の経歴を確認しながら、何かあった時の対応など、総合的に検討して治療をスタートする必要があります。
矯正治療は2年前後と長い治療期間になるために、担当医との信頼関係はとても重要になります。
一つの判断基準として必要ではありますが、「友達が通っているから」「ネットで広告がのっていたから」「件数が多いから」という理由だけで歯医者を選ぶことは危険でもあります。
ちゃんと通院している。または担当医の指示通りに進めている場合に不都合が生じた場合は、ほぼ100%担当医の腕に責任があります。
実は担当医は自分が下手であると認識していない場合も多くあります。
歯科治療では、自分の行った治療を他人に評価されるというシステムが存在しません。※勉強会に所属して常に評価される立場にある担当医も一部はいます。
そのために知識力や技術力が乏しい担当医は、悪い状態で終わる可能性も高くあります。
矯正の専門の矯正医に相談するほかありません。
うまく対応できない場合もあるかと思われます。
「矯正治療中に虫歯が見つかった」という患者さんが多くなってきました。
矯正の治療中では、歯を動かしている途中により、ちゃんとした治療ができないことや、装置がついている場合はうまく虫歯治療をすることが出来ないという事があります。
本来、虫歯の治療は矯正が始まる前に全て終わらせておくことが基本となります。
矯正治療中は歯に装置が付くために、より不衛生になり虫歯リスクが上がることや、一度始めると治療に2年間前後かかり、その間に他の治療が難しくなるためです。
一体その虫歯はいつ出来た虫歯なのでしょうか?
①矯正治療の前からあった
矯正治療を始める前には、歯の全体的な検診を行い、虫歯や歯周病などの悪い箇所をチェックします。そして治療が終わった後に矯正治療がスタートします。
その歯の全体的な検診は誰がやるのでしょうか?
全員とは言いませんが、矯正の専門の先生は虫歯や歯周病の治療を行いません。つまり虫歯や歯周病など歯の病気について知識が深くありません。つまり矯正の専門医は虫歯の診断は出来ないと思ってもらった方が良いです。そのため本来は一般の歯医者と連携し、そちらで検診してもらい、虫歯が無いことを確認してもらってから矯正治療がスタートします。
もし矯正専門医が安易に診断した場合や、治療を急いで検査をちゃんとしなかった場合は、虫歯があった状態で矯正をされた恐れがあります。
※近年では契約を急ぐあまり検査を疎かにするクリニックが多くあります。
②矯正治療中に出来てしまった
歯に装置が付くことで、不衛生な環境になり、磨き残しから虫歯のリスクが上がることが考えられます。
患者さん自身に自覚があればしょうがないことだとは思います。しかし、待ってください。ちゃんと矯正をしている歯科医院で、矯正治療中の歯のケアや、定期健診をやってもらいましたか?矯正治療中はそのようなリスクが上がることから、担当している医院でしっかりと管理する必要があります。しかし、歯医者の中にはそのような面倒(と感じているでしょう)なケアをしたがらない歯医者もいます。
「ちゃんと磨いて下さいね」というだけで、責任を患者さんに押し付ける担当医はごまんといます。もし矯正途中の定期的な管理やケアをやりたがらない、もしくは疎かにしたり、他院に任せるような矯正医は逆に歯を悪くする恐れがあります。
矯正治療の契約を急がせる病院で治療を受けるのは止めましょう。しっかりと事前に虫歯担当医が検査してくれる場所が安心です。担当医が定まっていない医院で受けるのも止めた方がいいです。誰も責任を取ってくれない恐れがあります。
また矯正を始める前に、歯並びだけでなく、歯の定期的なケアのプログラムがしっかりしている所で受けることが望ましいです。
近年情報が溢れ、何が正しいか分からなくなってきました。インターネットの情報も誰が書いたのかも分からず、間違っていても書いた人が責任を取ることなどありません。また人目に付くようにと、新常識!的な情報でなければ見られないために、根拠の無いデタラメな記事も多くあります。ちゃんとした情報を自分で選択するか、専門の先生の意見を聞く必要があります。
歯科業界の内情をお話しすると、正直、治療の質はどんどんとレベルが低下しているように感じます。それは昨今の情勢が関係してると考えられます。
まず1つに「物価の上昇」です。歯科は材料を多く使う治療内容です。材料は海外からの輸入も多く、ここ数年で材料代だけでも10%近い上昇率です。医療は報酬が保険制度でまかなわれます。物価が上昇したとしても、財政赤字な日本ではその分の報酬がまかなわれていないのが現状です。
つまり、ひと昔に比べてちゃんとやればやるほど赤字になるのが歯科の治療です。
ではどうしたら収入を増やせるか?
というと、患者の数を多く見る必要があるという事です。
ひと昔前は、院長先生が細々と自分のクリニックを運営していましたが、現在ではスタッフが何名も務めていて、待合室は患者さんであふれている。多くの患者さんに受け入れられるように楽しい雰囲気の病院に仕上げるといった具合です。インターネットや看板などに広告を出して、ネット上の口コミ評価を上げることで多くの患者さんが来院するように仕向けるようになりました。
そのため患者さんひとりひとりへの質が落ちていくことは少し考えると分かることです。しかし歯の治療は、受けた側が判断できないのが特徴です。
集客をするためには、インターネットをはじめたくさんの広告を出す必要があります。一般企業のマネージメントと同様に、広告費をかけてでも集客を行い利益をあげる必要があるからです。
もともと忙しい医院や、もしくは一人の患者さんにしっかり対応する医院では、広告をかける必要がありません。沢山来院されると、現在通院している患者さんに迷惑がかかるのでしません。こちらもよく考えると分かることです。
もう1つに「現代的な理由」が影響すると思います。メディアなどの影響で美容、審美が重視されてきました。そこに手軽なマウスピース矯正が導入され、歯科のハードルが下がりました。前の記事でもお話した矯正の詐欺被害もここを狙われましたし、詐欺とまではいかなくても、腕の無い担当医のマウスピース治療により被害者が続出しています。これは現在も進行中です。医学ではなく、営業になってしまっている感じがとてもします。
はっきり言いますが、現在のマウスピース矯正は、卒業したての新人の先生でも「僕やりたいです」と手を上げれば明日からでも患者さんに施術できます。患者さんにはそれが分かりません。恐ろしいことです。
またいつの間にかオンラインが当たり前になり、歯科業界でも「オンラインセミナー」が実施されています。一般企業がそれを主宰しているという始末です。ちゃんと大学の教授や、有名な先生が講師として授業しているものもありますが、オンラインでできるのはあくまで学術的な知識の向上です。実際の腕が上がるわけではありません。
通信教育の空手で強くなるようでしたら誰も苦労しません(笑)
さらに最近の傾向としてコスパ、タイパという考え方をする人が多くなり、寿司職人でも何年も修行する必要が無いといった次第です。
歯の治療は技術職で、職人気質な所があります。特に、患者さんのお口の中の1㎝にも満たない歯を治療するわけです。またマイクロスコープを使う事で1㎜以内の歯の神経も治療するわけです。
技術的な修練のほかに、生まれ持った器用さ、そしてちゃんと綺麗に治療を仕上げたいという性格も影響を及ぼします。
そして何より医学ですので、それ以上に知識も必要です。
私自身も何年もかけてトレーニングを積んだり、実際の講習会で実技を受けて習得した治療技術です。
オンラインで学んでできる治療ではないですし、数日そこらで出来るようになるものでもありません。平気で「〇〇の治療は、オンラインセミナーを受けました」という先生がいるくらいです。
歯科医師ひとりひとりの腕は全く違います。上記の根管治療の際にもお話ししましたが、日本で根管治療を受けると約6割は失敗されます。失敗の症状は数年後に発症することも多いです。しかし、それを「良し」として日本の歯医者は平気で日々治療に当たっています。国も統計が出ていても容認していますし、「命」に影響がないために表立って言われないだけの話です。
昔から今でもそうですが、歯医者はあちこちに多くあります。
その中で良い歯医者、自分に合った歯医者を見つけるのはとても難しいと、歯科医師である私でも思います。患者さんから「いい歯医者ありますか?」と聞かれると、正直返答に困ってしまいます。
もし歯でトラブルになってしまった場合、その状態を治せる、さらに腕の良い担当医を見つける必要があります。状態がより悪くなる前にセカンドオピニオンすることは正しい選択肢です。日本人は転院することをためらいます。まったく関係ありませんので、早めに違うところへ行くことをお勧めします。治せない担当医の所へいくら通っても治ることはありません。不安に思うことがあれば早めに動きましょう。
また歯の病気の多くは予防が出来ます。歯で辛い思いをしないように、歯へ正しい知識をつけて、日々ケアをしていきましょう。
最後までご覧いただきありがとうございます(^^)/
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