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デンタルアトリエ自由が丘歯科ブログ
世田谷・目黒区、自由が丘駅南口徒歩3分の歯医者
デンタルアトリエ自由が丘歯科の院長の小笠原です。
当院では虫歯治療を保険適応外で専門的に行っている歯科医院です。他院では治すことができなかった患者さんが来院されます。そして当院ではセカンドオピニオンを推奨し提供していますので、歯の治療で悩んでいる患者さんが全国だけでなく、海外からも来院されます。その中には他院で治療を失敗されて、治療のやり直しを希望される患者さんも多くいらっしゃいます。
今回は虫歯になりやすい患者さんのお話をします。
よく虫歯になる方で、このように言う方が多くいます。
それは・・・
「昔、歯医者で『あなたは歯が弱いから虫歯になりやすい。』と、言われました」
という事です。
結論を言うと、それはウソです。
(※他の病気の影響で虫歯になりやすくなることがありますが、それは後ほど説明します。)
昔の歯医者は根拠の無い、自分に都合のいいデタラメなことを平気で説明します。
今でもそのような根拠の無いことを説明する歯医者は大勢いますが(笑)←これは冗談ではありません!
ちょっとズレますが(※すぐに本題を読みたい方は目次へ進めてください)
「体質だから仕方がないねー」ではなく、
患者さんに病気のリスクがあった時に、どうしたら出来るだけ病気にならないかを明確に説明して、指導してくれる先生なら問題ないと思いますが、自己責任で投げっぱなしにする医者は最悪です。
・治療した歯が痛い・・・
なぜ症状が出ているのか?その可能性を説明して、再度治療をすることも検討するべき。
・治療した詰め物が不調・・・
不調の原因は?どのように治療をしたら不調なく長持ちするか?
・歯ぐきが腫れるのを繰り返す・・・
根本の原因は何か?どのような治療をしたら回復するのか?
などなど、これだけではありませんが
このように歯に不調がある患者さんがいても、
ただ「経過を見て下さい」
と、無責任に放置する歯医者が大勢います。
医療は100%ではありませんので、分からないこともあります。
その場合は、専門の医療機関を紹介したり、自分では治療が難しいことをはっきりと伝えるべきだと思います。
当院には、このように悩んでいる患者さんが、全国から大勢いらっしゃいます。
前の先生とのやり取りを聞いてみると、どこも同じようなものです。ちゃんと対応してくれませんし、治っていません。
聞いたとしても、にごしてちゃんと説明してくれない歯医者はあなたの歯を守ってくれません。
その担当医では治せませんので、転院することをお勧めします。
長々と失礼しました。本題に戻ります。
歯が弱いから虫歯になる訳はでありません。
ちゃんと予防をすれば虫歯になりませんので、ちゃんとした知識を得て、再度虫歯にならない人生を送っていきましょう!
虫歯になりやすい人は、「体質」ではなく「食事の習慣」が大きく関与しています。
ここで説明すると長くなるので、
詳しく理解したい人は詳細は以前のコラム☞歯医者へ行くたびに虫歯が見つかる(解決法‼) どこよりも分かる虫歯の解説①
こちらで説明しています。
ここでは簡単に説明しますと、
虫歯の主な原因は「糖質(炭水化物)」です。
基本的に、ほとんどの食べ物や飲み物には糖質が含まれています。含まれないのは水などです。
その糖質の影響で、口の中に食べ物・飲み物が入ると、見えないレベルで歯が溶けます。
そうです、3度の食事の度、だけでなく間食の度、さらにはペットボトルやカフェで買った飲み物を飲む度にあなたの歯は溶けています。
見えないレベルなので、自分で気づくことはありません。
溶けることが続くと歯が無くなってしまいます。
しかし、そうならないように体の作用で溶けた所が再生します。これを「再石灰化」といい、唾液に含まれるミネラル成分が、歯を補修して再生させてくれます。
この攻防が常に毎日お口の中で行われています。
そして、この歯が「溶ける」時間や頻度が、「再生」を上回ると、歯が溶ける状況が、虫歯として進行していきます。見えるレベルになってきます。
これは体重の増減と似ていると思います。
食事の量や頻度によって体重が増えていきます。基礎代謝量や運動によるカロリー消費によって、増えた分が減るという攻防が体の中で繰り返され、過剰分が脂肪として蓄積されていきます。
歯では過剰分の歯が溶けて、虫歯が進行していきます。
次の説明内容に繋がりますが、体質で歯が弱いから虫歯になるというよりかは、
虫歯になる食生活が日々習慣として繰り返さることで、虫歯になりやすい環境が作り出せれます。
先ほどの上記の説明をよく読んでみると分かるのですが、虫歯の原因に「歯ブラシ」の説明が一切出てきていません。
実は歯ブラシをしなくても、食生活習慣で糖質のコントロールがしっかりとできている方は、虫歯が進行しません。
それは再石灰化による歯の回復量が上回るからです。
ここに「歯磨きをしないから虫歯になる」という理由は存在しません。
ただ、歯ブラシをしない場合は「歯周病」になります。
歯周病の原因は「糖質」ではないからです。
また歯ブラシはした方が良く、
①歯の表面を除菌することで、虫歯の進行を遅らせる
②最近の歯磨き粉に含まれるフッ化物の作用により虫歯リスクを減らす
③口腔内のpHを安定させることで歯が溶けるのを防ぐ
など、歯ブラシをした方が補助的に虫歯にならないように予防が出来ます。
後は、口臭も防げますのでやはり歯ブラシはした方が良いですよね。
歯医者をしていて、虫歯が多くある方に共通することがあります。
それは、皆さん「グミ」が好きという事です。
前の項目でお話した食生活習慣も大きく関係はしてきますので、「グミ」だけ特別という事は無いのですが、興味深いので個人的な感想も含めてここでは「グミ」について説明します。
グミは特に虫歯になりやすい食べ物であると言えます。
まずグミは砂糖の塊であるという事。虫歯になる原因です。
また、粘っこくて歯にくっつきます。歯にくっついたまま長時間経過することもあり、その時間ずっと虫歯が進行します。
そして最後の特徴としてpH(ペーハー)が低いことが挙げられます。グミのpHは3前後ですので、口の中を強制的に一気に酸性環境にします。それにより、すぐに歯が溶けだして虫歯リスクが爆上がりします。
またグミは個包装で持ち運びが楽です。1粒食べてそれで終わりという事は無いと思います。口さみしい時に口に入れる習慣になりますので、虫歯を生み出す食べ物と言っても過言ではありません。
先ほども言ったように個人的な感想もありますが、グミが好きでいつもストックしているような方で、虫歯の治療をしたことが無いという方を知りません。
企業は売れる商品をどんどん開発し、販売します。人々の健康などは二の次です。商品が売れなければ意味がありません。注意が必要です。
最初に「※他の病気の影響で虫歯になりやすくなる」と説明したことをお話します。
1つ目は「エナメル質形成全症」という病気です。
歯の表面のエナメル質がしっかりと作られない場合があります。
歯のエナメル質は、酸に抵抗する鎧のようなものです。エナメル質が無い、薄い場合は虫歯のリスクが格段に上がります。
2つ目は「ドライマウス(口が乾く病気)」
虫歯にならないために必要なのは「唾液」です。唾液があるので、その再石灰化の作用により虫歯になりません。その唾液が少ない場合は虫歯リスクが高くなります。
ドライマウスになるには様々な要因があります。加齢によるものや、薬剤によるもの、体質によるものなど様々です。
またシェーグレン症候群という病気の影響で、口腔乾燥を起こすこともあります。
虫歯になりやすい人には理由があります。理由なく虫歯になることはありません。
以前の記事でも虫歯予防について説明しています☟
歯医者へ行くたびに虫歯が見つかる(解決法‼) どこよりも分かる虫歯の解説②【虫歯にならない歯のケア編】
歯は一度治療をすると、生涯その歯の治療メンテナンスをしなくてはいけません。治療をした材料は一生持つものではありませんし、治療した箇所は虫歯になりやすい場所になります。
正しい知識をつけて、虫歯にならないように心掛けていきましょう。
当院ではセカンドオピニオンを推奨しています。
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