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デンタルアトリエ自由が丘歯科ブログ
世田谷目黒区、自由が丘駅南口徒歩3分の歯医者
デンタルアトリエ自由が丘歯科の院長の小笠原です。
今回は根管治療の症例です。
患者さんの主訴は、
「歯がしみる」
「2週間前に他院で虫歯治療をしたが、違和感が残っている」
と、ご紹介で来院されました。
一般的な検査、エックス線検査、CT撮影を行い、原因を確かめます。
CTの写真です。
左上6番目の歯ですが、赤い矢印の部分が灰色に膨らんでいるのが分かりますでしょうか?
ここは上の奥歯の上に位置する「上顎洞(副鼻腔)」と呼ばれる、
蓄膿症になる鼻の空洞です。
こちらに膿がたまって炎症を起こしている状態です。
画像の上の歯、右から2番目には、白く詰め物があり、
2週間前に治療をしてもらった跡が見えます。
正面からの画像です。CT撮影は様々な方向から確認できます。
矢印の所にドーム状のふくらみが認められます。
原因は、虫歯の細菌が神経内部に感染し、
根の先まで侵入し、炎症を起こしている状態です。
「歯性上顎洞炎」と診断名が付きます。
歯の神経の感染が原因なので、
根管治療により、細菌の除去、感染している神経を取り除きます。
マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)を用いて、精密な根管治療を行います。
https://youtu.be/jpADOpKgZmk
☝動画は今回の患者さんではありません。
顕微鏡治療の当院の動画です。
通常通り、根管治療を行い、症状が無くなったのちに、クラウンと呼ばれる歯のかぶせ物をして、治療を終えます。
治療して10カ月後のCT写真です。
赤い矢印の位置の灰色が無くなりました。
ここは本来、空洞で空気があるために、CT画像では黒く抜けて写ります。
横からの画像。(左:治療前 右:治療後)
右が治療10か月後。神経を取ってお薬を入れたので、
根に向かって白いスジが見えます。
膿の袋が無くなっています。
正面からの画像です。
膿が無くなりました(^^)/
しっかりと治療することで、症状はなくなり、良い状態で治療を終えることができます。
ほぼ1年後も状態が落ち着いて、治ってくれてよかったですね(*^^*)
当院では、歯の治療は保険適応外です。
【治療費】
・自費根管治療(マイクロエンド・顕微鏡根管治療)
費用:大臼歯 1本110,000円
(将来的に値段が変わる場合があります)
(別途、かぶせ物の費用がかかります)
【施術の副作用やリスク】
治療中または治療後に出血や痛みや腫れを伴う場合があります。