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デンタルアトリエ自由が丘歯科ブログ
世田谷・目黒区、自由が丘駅南口徒歩3分の歯医者
デンタルアトリエ自由が丘歯科の院長の小笠原です。
先月2月25日㈯は午後休診とさせていただき、
25日㈯午後~26日㈰と研修会に参加いたしました。
最近も患者さんから質問があったのですが、
「ダイレクトボンディング」とは何ですか?
保険のレジンと違うのですか?
というものですm(__)m
ダイレクトボンディングとは、日本名で「レジン充填」といって保険でも日常的に行っている治療方法です。
レジン=コンポジットレジン
ダイレクトボンディング=ダイレクトコンポジット
ともいい、訳すと、
直接(ダイレクト)コンポジットレジンを接着(ボンディング)させる
ということです。
名称なんて分かりやすいようで分かりにくいものですね(*_*)
ちなみに日本では材料として
保険適応のレジンと、保険適応外のレジンがあります。
ただ、全て「レジン」で違いはほとんどありません。
では、「ダイレクトボンディング」と「レジン充填」の違いは何か?
それは「精度(クオリティー)」です。
そもそも海外では歯の治療は自費で高額です。
そのため治療した所がすぐに悪くなれば訴訟問題なので、費用に見合ったクオリティーで行われます。
日本では保険が適応され安く医療が受けられます。新人でもベテラン医師でも同じ値段です。
また安く費用が決まっていますし、治療時間も決まっていますので、最低限の治療。
例えば「虫歯を取って、その穴にレジンを詰めるだけ」
そこに治療のクオリティーは関係ありません。
ただ治療のクオリティーは予後に直結します。
時間をかけ丁寧に治したレジン充填は、見た目も良く、材料の寿命も長くなります。イコール、歯の寿命も長くなります。
そのため、保険の制限では出来ない治療内容には、海外のクオリティーと同じように海外名称で「ダイレクトボンディング」と言われるようになりました。
そのなかで、担当医によりレジンの種類の選択があるだけで、
保険レジン・自費レジンという区切りではありません。
結論、ダイレクトボンディングは自費で行う丁寧なレジン充填ということでしょうか。
日本では保険が適応されるので考えることがないと思いますが、
歯科治療は技術職です。
良い材料に越したことはありませんが、
良い材料でも担当医の腕次第で、下手な治療になります(*_*)
当院では初診の方でよくいらっしゃいますが、
他院でセラミックやジルコニアを入れたが、トラブルになっている・・・
自費で良い材料を入れたら治るわけではありません(*_*)
話を戻しまして(;´・ω・)
セミナーです!
ダイレクトボンディング(レジン充填)について、
より良い精度で行うために、講義と実際に行う実習の2日間でした。
1日目は奥歯のダイレクトボンディングを。
2日目は前歯のダイレクトボンディングを。
奥歯と前歯では審美性や形態、機能などに違いがありますので、
特性に合わせ技術を習得します。
とても充実した研修会でした。
患者さんの歯1本1本を丁寧にしっかりと治すことの大切さ。
日々研鑽を積んで、より良い医療が提供できるように頑張りたいと思います。
今後ともよろしくお願いいたします🙇