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デンタルアトリエ自由が丘歯科ブログ
こんにちは。
自由が丘の歯医者。デンタルアトリエ自由が丘歯科の小笠原です。
今回は虫歯の天敵の「砂糖」についてお話ししたいと思います。
先日、共通点のある2人の患者さんがいました。
2人とも虫歯の治療で通院しているのですが、話の内容を書きたいと思います。
①Aさん 40代女性
子どもに「歯が黒い所があるよ」と指摘され当院に来院されました。
検査の結果、5本虫歯がありました。
どれも虫歯は初期の段階なので簡単な治療で終わります。
しかし、この患者さんは今まで虫歯になったことがないようです。
大人の歯になって30年間虫歯がなかったのに、最近虫歯が見つかりました。
なぜでしょう?詳しくお話しをきいてみます。
私「ここ数年で、生活習慣で変化はありませんか?」
Aさん「そういえば、1年前から健康のためにコラーゲンドリンクを寝る前に飲んでいます。」
私「歯を磨く前に飲んでいますか?」
Aさん「たまに飲み忘れて、歯を磨いた後に飲むこともあります。」
私「そのドリンク、たぶん砂糖入っていますよ?」
Aさん「えっ!?健康のドリンクですよ?」
②Bさん30代女性
親知らずの抜歯希望で当院に来院されました。
親知らずの治療は無事終わり、他の歯に虫歯があったためそのまま通院中です。
虫歯は銀歯の中にも2次的な虫歯がありました。何年かごとに虫歯を繰り返しているようで、本人も虫歯は気にしています。
私「ジュースやお菓子を結構頻繁に食べますか?」
Bさん「いいえ、あまり食べません。」
私「問診表に書いてもらいましたが『習慣性飲料物』の項目に
『ヤクルト』と書いてありますが。」
Bさん「そうですね、ヤクルトは健康のために毎日1本から2本飲みますよ。」
私「ヤクルトって結構な量の砂糖が入っていますよ?」
Bさん「えっ!?健康のために飲んでいるんですよ?」
いかがでしょうか?
2人に共通することは健康のために摂取しているものは安全だと思っている事です。
Aさんは寝る前に、歯磨き後に砂糖を摂取し、
Bさんは習慣的に砂糖の入っている飲み物を摂取しています。
飲んでいけないわけではありません。
飲んだ後に歯の表面に残った砂糖が虫歯の原因になります。
飲んだ後は、軽く歯を磨いたり、水でブクブク流してあげることで
虫歯のリスクを減らす事ができます。
企業はあらゆる手段を使って、商品を売ろうとします。
特に健康食品は、ウケが良く継続的に購入してもらえるために
美味しい味に仕上げることが必要です。
シュガーフリーと表記があっても虫歯になる可能性がありますし、
シュガーレスと表記があっても虫歯になる可能性があります。
商品の成分表記で「炭水化物」≒「砂糖」すべてではないですが、
ある程度の砂糖の量の目安になります。
砂糖は入っていなくても、別の「果糖」や「水飴」を入れている場合があります。これらは虫歯の原因になりますので、注意が必要です。
さまざまな情報が飛び交っています。
正しい知識を得る事で、予防できることは沢山あります。
質問など、お気軽にご相談ください(^^)/